中部電力
Chubu Electric Power Company,Incorporated
電気・ガス業 / 電気・ガス
2,487円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/11/4
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
JERAという大きな利益の柱
東京電力側と折半出資する発電会社JERAの利益の半分を取り込みます。2027年3月期は中東情勢の長期化などで収支が上向くとして、2,300億円(中部電力の持ち分、10月修正後の会社予想)を見込みます。
- 2
地域で1社だけの送配電
中部電力パワーグリッドが中部エリアの送配電を担い、託送料金で費用を回収します。物価上昇分の引き上げも2026年11月から認められました。
- 3
産業向けの需要が厚い地域
中部エリアの需要電力量の半分強は産業向けで、データセンター・半導体工場の新増設も見込まれています(OCCTO 2026年度想定)。
- 4
配当は70円を下限とする方向
新しい中期経営計画の骨子で、年70円を下限に利益の伸びに応じて段階的に増配する考えを示しました。最終赤字の予想に修正した後も年70円の予想は据え置き、配当利回りは2.80%(2026年10月30日終値)です。
注意すべきリスク
- 1
浜岡原発の再稼働のめどが立たない
地震の揺れの評価をめぐる不適切事案で審査が止まり、2026年9月に申請を取り下げました。原子力の設備を全額減損するなど特別損失3,800億円程度を見込み、2027年3月期は最終赤字の予想です。
- 2
相次ぐ不適切事案と経営の立て直し
廃炉費用の請求書類の書き換えや規制料金の算定誤りも起き、社長・会長が交代しました。新しい中期経営計画と株主還元方針はまだ示されていません。
- 3
小売のミライズが赤字の見通し
中東情勢などで電気の調達費用が増え、期ずれ差損も広がるとして、2027年3月期は1,800億円の赤字の予想です(7月時点は50億円の赤字)。新電力との競争で販売電力量も減っています。
- 4
燃料価格と期ずれで利益が振れる
燃料価格の変動が数か月遅れて料金に反映されるため、利益が年ごとに大きく振れます。2022年3月期は期ずれ差損で最終赤字でした。
事業概要
中部地域を地盤とする大手電力会社。小売電気・ガス事業を担う「中部電力ミライズ」、送配電事業を行う「中部電力パワーグリッド」、火力発電を手がけるJERA(東京電力との合弁)を中核に、原子力・再生可能エネルギーによる発電も展開する。中部地域の産業・生活を支える安定的な電力供給を担うとともに、カーボンニュートラルに向けた再エネ開発にも取り組んでいる。
主要事業
小売電気・ガス事業 — 「中部電力ミライズ」による家庭・法人向け電力・ガスの販売
送配電事業 — 「中部電力パワーグリッド」による中部エリアの送電線・配電網の運営
発電事業 — JERA(東電との合弁)による火力発電、原子力・水力・再エネによる発電
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
3,546,041
-3.4% YoY
営業利益
230,042
-5.0% YoY
純利益
227,795
+12.7% YoY
営業利益率
6.5%
企業評価
総合スコア 3.6 / 5
成長性
3
収益性
3
安全性
3
規模
5
割安度
4
競合・類似銘柄
全国に大規模電源を持ち、送配電子会社を通じて地域の供給義務を担う旧一般電気事業者と卸電力大手。燃料費調整・規制料金・原子力再稼働という共通の変数で業績が動く。
中部地域を地盤とする大手電力会社。小売電気・ガス事業を担う「中部電力ミライズ」、送配電事業を行う「中部電力パワーグリッド」、火力発電を手がけるJERA(東京電力との合弁)を中核に、原子力・再生可能エネルギーによる発電も展開する。中部地域の産…
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