東京電力ホールディングス
Tokyo Electric Power Company Holdings,Incorporated
電気・ガス業 / 電気・ガス
556.2円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/9/17
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
柏崎刈羽6号機再稼働で年間数百億円の燃料費削減
15年ぶりの原発再稼働で、LNG火力の10分の1以下の燃料コストにより構造的なコスト改善が見込まれます。ただし再稼働後最初の四半期となる2026年4-6月期は、燃料・卸電力市場価格の高騰による電気調達費用の増加で営業損益△342億円(前年同期+646億円)と営業赤字になっており、改善効果は燃料市況の変動に打ち消されやすい規模です。
- 2
首都圏約2,900万件の電力供給基盤
日本最大の電力会社として首都圏の圧倒的シェアを維持。データセンター需要の急増による電力需要拡大も追い風です。
- 3
リニューアブルパワー事業の経常利益率21.3%
水力・風力・太陽光発電の再エネ事業はグループ内で最も高い収益性を誇ります。ただし2026年3月期は卸電力販売の減少で減収減益となっており、洋上風力の拡大による収益基盤づくりが課題です。
注意すべきリスク
- 1
福島廃炉費用が30〜40年間継続する構造
デブリ取り出し費用9,138億円を計上し最終赤字4,542億円。廃炉・賠償の総費用は約22兆円とされ、毎年数千億円の特別損失が継続します。
- 2
実質国有化と無配の継続
原賠機構が議決権過半を保有する実質国有化が続き、2011年以降無配。復配の見通しは立っておらず、値上がり益のみの投資判断が必要です。
- 3
燃料価格変動と業績予想「未定」
LNG・石炭価格の変動は収益を大きく左右し、2027年3月期の業績予想は全項目「未定」。投資家にとって見通しが立てにくい状況です。
事業概要
日本最大級の電力企業グループ。首都圏で電力・ガス供給を手がける「東京電力エナジーパートナー」、燃料・火力事業の「東京電力フュエル&パワー」、再生可能エネルギー発電の「東京電力リニューアブルパワー」、送電網運用の「東京電力パワーグリッド」を展開し、原子力はホールディングス直轄。原子力発電再開、火力・再生可能エネルギーの最適運用で低炭素社会実現を推進。
主要事業
小売電気事業(EP) — 首都圏での電力・ガス小売供給
燃料・火力事業(FP) — 東京電力フュエル&パワーによる燃料・火力事業。既存の火力発電は2019年にJERAへ統合
原子力・再生可能エネルギー発電 — 原子力はホールディングス直轄、再生可能エネルギーは東京電力リニューアブルパワーが担当
送配電事業(PG) — 電力網維持管理・送配電
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
6,328,574
-7.1% YoY
営業利益
337,689
+44.0% YoY
純利益
-454,263
-381.7% YoY
営業利益率
5.3%
企業評価
総合スコア 2.8 / 5
成長性
3
収益性
2
安全性
2
規模
4
割安度
—
競合・類似銘柄
全国に大規模電源を持ち、送配電子会社を通じて地域の供給義務を担う旧一般電気事業者と卸電力大手。燃料費調整・規制料金・原子力再稼働という共通の変数で業績が動く。
日本最大級の電力企業グループ。首都圏で電力・ガス供給を手がける「東京電力エナジーパートナー」、燃料・火力事業の「東京電力フュエル&パワー」、再生可能エネルギー発電の「東京電力リニューアブルパワー」、送電網運用の「東京電力パワーグリッド」を展…
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ
セグメント別売上(2026年3期)
| セグメント | 売上(百万円) | 利益(百万円) | 構成比 |
|---|---|---|---|
| エナジーパートナー | 3,803,473 | 0 | 60.1% |
| パワーグリッド | 1,746,686 | 0 | 27.6% |
| ホールディングス | 632,857 | 0 | 10.0% |
| リニューアブルパワー | 145,557 | 0 | 2.3% |