電源開発
Electric Power Development Co.,Ltd.
電気・ガス業 / 電気・ガス
4,048円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/11/4
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
国内2位の水力と地域をつなぐ送電線
水力・風力の設備はともに国内2位。本州と北海道・四国・九州を結ぶ送電線も持ち、新たにつくるのが難しい設備です。
- 2
海外という第2の柱
タイ・米国の発電所が利益の大きな部分を占めます。権益を売って資金を回収し、米テキサス州の大型太陽光(2026年11月運転開始目標)など次の開発に回しています。
- 3
低い株価指標と還元方針
PBR0.51倍・予想PER8.9倍(2026年10月30日終値)。配当は下限100円・総還元性向30%目安で、2027年3月期は105円に増配の予定です。
- 4
再エネの積み上げ
出資する国内最大の洋上風力(北九州響灘)が2026年3月に運転を開始。佐久間など古い水力の更新で出力を増やす工事も進めています。
- 5
データセンター需要の取り込み
会社はAI用データセンターによる電力需要の拡大を株価の追い風に挙げています。北海道上ノ国町で初の自社データセンターを2027年夏に始める予定です(規模は非開示)。
注意すべきリスク
- 1
石炭火力への依存と脱炭素の規制
国内で売る電気の6割強が火力。排出量取引制度の義務化(2026年度)や発電事業者向けの有償オークション(2033年度予定)がコストに響きえます。
- 2
大間原子力の遅れとコスト
運転開始時期は未定。安全対策工事の2029年後半終了の目標は「達成は厳しい」と会社が説明し、今秋としていた工事開始時期の提示も見送ったと報じられています。
- 3
価格・水の量・為替で利益が振れる
電力の取引価格、石炭価格、出水率、火力の利用率、為替で利益が動きます。売却益や減損で純利益が大きく上下する年もあります。
- 4
海外・新規事業の損失
豪州のGenex Powerで232億円の減損損失を計上し、国内の陸上風力の計画1件も取りやめました(2026年3月期)。
事業概要
日本最大の卸電力事業者(Jパワー)。水力・火力・風力発電所を全国に保有し、電力卸売市場や一般送配電事業者へ電力を供給する。大間原子力発電所を建設中。北海道と本州を結ぶ送変電設備も保有・運営する。海外では米国・アジアなど多数の国で発電事業に参画。石炭トレーディングなど資源事業も展開する。
主要事業
発電事業 — 水力・火力・風力発電所の運営と卸電力取引市場への電力供給
送変電事業 — 北本連系設備など送・変電設備による電力託送
海外事業 — 米国・東南アジアなど海外での発電プロジェクト参画
その他 — 石炭等の販売事業、電力設備の建設・保守
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
1,182,260
-10.2% YoY
営業利益
100,992
-27.0% YoY
純利益
58,537
-36.7% YoY
営業利益率
8.5%
企業評価
総合スコア 3.4 / 5
成長性
3
収益性
3
安全性
3
規模
4
割安度
4
競合・類似銘柄
全国に大規模電源を持ち、送配電子会社を通じて地域の供給義務を担う旧一般電気事業者と卸電力大手。燃料費調整・規制料金・原子力再稼働という共通の変数で業績が動く。
日本最大の卸電力事業者(Jパワー)。水力・火力・風力発電所を全国に保有し、電力卸売市場や一般送配電事業者へ電力を供給する。大間原子力発電所を建設中。北海道と本州を結ぶ送変電設備も保有・運営する。海外では米国・アジアなど多数の国で発電事業に参…
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