三菱ケミカルグループ
Mitsubishi Chemical Group Corporation
化学 / 素材・化学
1,217円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/9/17
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
半導体関連材料・光学フィルムの高付加価値事業
スペシャリティマテリアルズ事業でEUVレジスト用ポリマー・ドライレジストプリカーサー、半導体精密洗浄サービス、OPLフィルムなど、生成AI・先端半導体投資の恩恵を受ける高付加価値製品を持つ。
- 2
田辺三菱製薬売却で化学事業に集中
5,100億円の売却資金で財務改善と成長投資を加速。「KAITEKI」ポートフォリオ転換により低収益事業からの脱却を目指す。
- 3
2027年3月期に大幅利益回復を見込む
コア営業利益3,050億円(+35.6%)、純利益1,270億円と前期比10倍超の回復予想。MMA市況の底打ちと非経常損失の解消が寄与(田辺三菱製薬の譲渡益は2026/3期に計上済み)。
- 4
予想PER13倍と割安な転換点
2026/3実績ベースではPER約147倍だが、2027/3会社予想ベースでは約13倍まで低下。構造改革の成否で大幅なバリュエーション修正余地あり。
注意すべきリスク
- 1
MMA事業の中国増産攻勢による市況悪化
MMA事業は中国メーカーの増産で2026/3に赤字転落。市況回復の時期は不透明で、ベーシックマテリアルズも構造的な過剰供給に直面。
- 2
IFRS減損リスクの継続
2026/3の営業利益301億円は減損・事業再編費用を含むIFRS基準。今後も構造改革の過程で追加減損が発生する可能性がある。
- 3
売上収益の構造的縮小
田辺三菱製薬の連結除外で売上収益は前期比▲16%の3.7兆円に縮小。化学事業単体での成長力の証明が求められる。
- 4
中東情勢による会社予想の下振れリスク
2027年3月期の会社予想はホルムズ海峡封鎖等の中東情勢の影響を織り込んでおらず、足元の情勢が9月末まで継続した場合、コア営業利益で約180億円の下振れを見込むと会社は開示している。
事業概要
日本最大の総合化学メーカー。子会社350社・関連会社等139社のグローバル体制で、スペシャリティマテリアルズ(機能性フィルム・炭素繊維複合材料・半導体関連材料等)、MMA&デリバティブズ(メタクリル酸メチルのモノマー・ポリマー)、ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ(石化原料・汎用樹脂)、産業ガス(日本酸素ホールディングス)の4セグメントで事業を展開し、高機能素材から基礎化学品まで幅広い製品群を持つ。
主要事業
スペシャリティマテリアルズ — 機能性フィルム、半導体関連材料、炭素繊維複合材料等の高機能素材
MMA&デリバティブズ — MMA(メタクリル酸メチル)モノマー・ポリマーの製造販売
ベーシックマテリアルズ&ポリマーズ — 石油化学原料、汎用樹脂、エチレン等の基礎化学品
産業ガス — 日本酸素ホールディングス(旧 大陽日酸)を中核とした酸素・窒素等の産業用ガス事業
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
3,703,988
-16.0% YoY
営業利益
30,078
-84.7% YoY
純利益
11,829
-73.7% YoY
営業利益率
0.8%
企業評価
総合スコア 2.6 / 5
成長性
2
収益性
2
安全性
3
規模
5
割安度
1
競合・類似銘柄
石油化学・基礎化学品の一貫生産を持ちながら、電子材料や機能性樹脂まで幅広く展開する大手化学メーカー。コンビナートを抱え、市況と機能材料の両方で業績が動く。
日本最大の総合化学メーカー。子会社350社・関連会社等139社のグローバル体制で、スペシャリティマテリアルズ(機能性フィルム・炭素繊維複合材料・半導体関連材料等)、MMA&デリバティブズ(メタクリル酸メチルのモノマー・ポリマー)、ベーシック…
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