ゼンリン
ZENRIN CO.,LTD.
情報・通信業 / 情報通信・サービスその他
903円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/10/14
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
カーナビ用データと住宅地図の網羅性
国内カーナビ向けシェアは約7割(自社調べ)。全国全自治体の住宅地図データを整備するのは同社だけと会社は説明し、自治体のデジタル地図導入は1,100超です。
- 2
ストック型サービスの積み上げ
GISパッケージの売上は54億円(2026年3月期)で、プロダクトの期末ストック比率は60%台。Maps APIや新サービスで継続課金の比率を高めています。
- 3
実質無借金の財務とDOE5%の配当方針
自己資本比率67.9%、借入金19.4億円(2026年3月末)。DOE5%以上で年42円を予定し、配当利回りは4.70%です(2026年10月2日終値)。
- 4
自動車メーカーとの長い取引
1990年から自動車向けに地図データを供給し、日産・ホンダで高精度3D地図の採用実績があります。リーフのナビアプリなど、ナビの変化にも対応を進めています。
注意すべきリスク
- 1
カーナビ用データの売上減少
モビリティの売上は2026年3月期に10.3%減り、今期も3.3%減の計画。採用モデルの終了や自動車販売に左右され、車載機の多様化への対応も問われます。
- 2
固定費が重く利益率が低い
データベースの整備費や償却費は売上に関係なく出ます。営業利益率は5.4%で、今期の営業利益予想36億円は中期経営計画の当初目標55億円を下回ります。
- 3
配当がフリーキャッシュフローを上回る
2026年3月期のフリーキャッシュフロー5.2億円に対し配当は22.0億円。予想配当性向は89.7%で、手元資金を取り崩して投資と還元を続ける計画です。
- 4
テック企業と代替技術
会社自身がテック企業の破壊的イノベーションや、AIの悪用による参入障壁の低下をリスクに挙げます。自動運転ではセンサーやAIが地図の役割を代替する可能性もあります。
- 5
出資・買収先の業績
2026年6月に子会社化したWill Smartは継続企業の前提に関する注記が付いていました。投資先が育たなければ減損や評価損が出ます。
事業概要
地図・空間情報企業。デジタル地図・カーナビゲーション・地理情報システム(GIS)等の開発・販売。自動運転・スマートシティ向け高精度3D地図も展開。不動産・設営業等向けに地図データ提供。
主要事業
地図コンテンツ事業 — デジタル地図・カーナビ・GIS開発・販売
自動運転・スマートシティ — 高精度3D地図・位置情報サービス
データ販売 — 不動産・金融・小売等向け地図データ提供
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
64,277
-0.1% YoY
営業利益
3,502
-10.7% YoY
純利益
2,738
+5.1% YoY
営業利益率
5.4%
企業評価
総合スコア 3.2 / 5
成長性
3
収益性
2
安全性
5
規模
3
割安度
3
競合・類似銘柄
地図、高精度測位、気象といった空間データを自ら整備し、企業や自治体へ提供する。データ更新の継続投資が参入障壁。
地図・空間情報企業。デジタル地図・カーナビゲーション・地理情報システム(GIS)等の開発・販売。自動運転・スマートシティ向け高精度3D地図も展開。不動産・設営業等向けに地図データ提供。
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ