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プライム4755

楽天グループ

Rakuten Group,Inc.

サービス業 / 情報通信・サービスその他

714.3

-0.4 (-0.06%)

出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/9/17

投資ポイント

強み・成長ドライバー

  • 1

    楽天経済圏のネットワーク効果

    1億超の会員IDを基盤に、EC・金融・通信・旅行・メディアを横断するエコシステムは日本企業で唯一無二の存在です。楽天ポイントとSPUによるクロスセル効果は、個々のサービス単体では実現できない集客力と顧客囲い込みを生み出しています。サービスが増えるほど経済圏の粘着性(ロックイン効果)が高まる「ネットワ…

  • 2

    フィンテックの安定成長

    楽天カード(ショッピング取扱高26.5兆円)、楽天銀行(口座数約1,763万)、楽天証券(口座数1,326万超)を擁するフィンテックセグメントは、セグメント利益1,999億円(2025年12月期、前年比+30%)を稼ぐグループ最大の利益源です。クレジットカード・銀行・証券は景気変動の影響を受けにくい…

  • 3

    モバイル黒字化による利益爆発の可能性

    楽天モバイルの損失は△4,793億円(2022年12月期、遡及修正後)から△1,618億円(2025年12月期)へ約66%縮小し、EBITDA黒字化を達成。2026年12月期上期も△711億円(前年同期△885億円)と縮小が続いています。この損失がゼロになれば、インターネット+フィンテックの利益約2,900億円がほぼそのまま連結営業利益に貢献する計算になります。

注意すべきリスク

  • 1

    巨額の有利子負債と金利リスク

    最大のリスクは約5.6兆円に及ぶ有利子負債(銀行業含む、2025年12月期末)です。金融費用や子会社の法人所得税負担も含め、営業利益と親会社帰属純損失の大きな乖離(約1,900億円)の一因となっています。日本銀行の利上げ局面では借入金利の上昇リスクもあり、金利1%の上昇が年間数百億円規模のコスト増につながる可能性がありま…

  • 2

    7期連続の純損失と株主資本の毀損

    2019年12月期から7期連続で連結純損失を計上しており、累計の純損失は約1兆3,300億円、2025年12月期末の利益剰余金は△1兆361億円です。ROEは△13.1%と大幅なマイナスで、2026年12月期上期の親会社帰属中間損益もなお△109億円。連結純利益の黒字化には、モバイルの黒字化に加えて有利子負債の削減(金利負担の軽減)が不可欠です。

  • 3

    モバイル事業の競争環境

    楽天モバイルはNTTドコモ・KDDI・ソフトバンクの大手3キャリアと正面から競合しています。大手3社はサブブランド(ahamo、povo、LINEMO)やMVNOで低価格帯にも対応しており、楽天モバイルの「価格優位性」は以前ほど明確ではなくなっています。契約回線数を1,000万以上に伸ばしARPUを…

  • 4

    無配当

    楽天グループは2023年12月期以降、配当を実施していません(2022年12月期まで年間4.50円/株を配当)。モバイル事業への投資を優先する方針であり、配当や株主優待を重視する投資家には向かない銘柄です。純損失が続く限り、配当の再開は困難でしょう。

  • 5

    株式の希薄化リスク

    楽天グループは過去にモバイル事業の資金を調達するため公募増資を実施しており、発行済株式数が増加してきました。今後も追加の資金調達が必要になった場合、公募増資やCB(転換社債)の発行による既存株主の希薄化リスクが残っています。

事業概要

楽天グループは、「インターネットサービス」「フィンテック」「モバイル」の3セグメントを基軸としたグローバル企業です。ECモール「楽天市場」を中核に、楽天トラベル、楽天ブックス、Rakuten Fashionなどの多数のインターネットサービスを運営。フィンテック領域では楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天ペイメントなど包括的な金融サービスを展開しています。モバイル事業では楽天モバイルが自社回線による通信サービスを提供し、Open RANベースの通信インフラプラットフォームを海外展開するRakuten Symphonyも擁しています。

主要事業

  • インターネットサービス — 楽天市場、楽天トラベル、楽天ブックス、Rakuten Kobo、Viber等のECおよびデジタルコンテンツ

  • フィンテック — 楽天カード、楽天銀行、楽天証券、楽天ペイメント、楽天生命・損害保険

  • モバイル — 楽天モバイル(自社回線通信)、楽天ひかり、楽天でんき

  • Rakuten Symphony — Open RANベースの通信インフラプラットフォームの海外展開

株価推移

TradingView

業績ハイライト2025/12(百万円)

売上高

2,496,575

+9.5% YoY

営業利益

14,382

-72.9% YoY

純利益

-177,886

営業利益率

0.6%

企業評価

総合スコア 2.8 / 5

成長性

4

収益性

1

安全性

1

規模

5

割安度

競合・類似銘柄

インターネット総合サービス

EC・広告・メディア・金融・通信など複数のネット事業を並行して抱える総合企業。セグメント間の相互送客と投資配分が経営の焦点になる。

銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ

セグメント別売上推移

セグメント2022年12期(百万円)2023年12期(百万円)2024年12期(百万円)2025年12期(百万円)
フィンテック651,900(30.9%)725,200(31.5%)820,400(32.3%)975,900(34.5%)
インターネットサービス1,103,800(52.4%)1,212,300(52.7%)1,282,100(50.4%)1,369,700(48.4%)
モバイル350,700(16.6%)364,600(15.8%)440,700(17.3%)482,800(17.1%)