富士電機
FUJI ELECTRIC CO.,LTD.
電気機器 / 電機・精密
13,075円
出典:東証株価・決算短信よりKabuGraph算出 / 最終更新: 2026/9/21
投資ポイント
強み・成長ドライバー
- 1
IGBTモジュール世界シェア3位+SiC量産拡大
パワー半導体のIGBTモジュールで世界シェア第3位(会社調べ)。次世代SiCの量産体制も構築中です。ただし半導体セグメントは電動車(xEV)向け需要減により2027年3月期も減益予想(1Qも営業利益31億円と前年同期の49億円から減少)で、当面の利益成長はエネルギー・インダストリーが牽引します。
- 2
5期連続増収増益で営業利益率12%目標
売上高1兆2,276億円、営業利益1,366億円と着実に成長。2027年3月期は1Q(3ヶ月)の営業利益が250億円(前年同期比+38.3%)と好発進し、通期予想を営業利益1,565億円・営業利益率12.0%へ上方修正しました。
- 3
GX投資・データセンター電源の構造的追い風
再エネ導入拡大、送電網増強、データセンター向け大容量UPS需要がエネルギー事業(利益率15.1%)を押し上げています。
- 4
配当4年で倍増(100円→200円)
2022年3月期から2026年3月期にかけて業績成長に連動した増配路線で、配当性向24-30%を維持しつつ着実に株主還元を拡大。2026年5月には210億円の自社株買いも実施しました。
注意すべきリスク
- 1
中国パワー半導体メーカーの台頭
中国勢がSi-IGBT分野で急速にシェアを拡大中。価格競争の激化が利益率を圧迫するリスクがあります。
- 2
SiC量産立ち上げの実行リスク
電装モジュールのSiC売上比率25%(2026年度計画)の達成には、良品率の向上と量産設備の安定稼働が必要です。
- 3
自動販売機事業の成長鈍化
食品流通セグメントの成長は限定的で、全社の利益率改善には半導体・エネルギー事業への依存が高まっています。
事業概要
パワーエレクトロニクス技術を基盤とする重電メーカー。変圧器・受配電設備などのエネルギー事業、インバータ・サーボシステムなどの産業用制御機器、パワー半導体(IGBT・SiCモジュール)、自動販売機・店舗向けショーケースなどの食品流通機器を幅広く手がける。古河電気工業とシーメンスの合弁に起源を持ち、グローバルに事業を展開する。
主要事業
エネルギー事業 — 変圧器、受配電設備、太陽光発電用パワーコンディショナ、スマートメーターの製造販売
インダストリー事業 — インバータ、サーボシステム、産業用制御機器、計測機器の製造販売
半導体事業 — パワー半導体(IGBTモジュール・SiCデバイス)、磁気ディスク媒体の製造販売
食品流通事業 — 自動販売機、店舗向けショーケース・冷凍冷蔵庫の製造販売
株価推移
業績ハイライト2026/3(百万円)
売上高
1,227,595
+9.3% YoY
営業利益
136,620
+16.1% YoY
純利益
98,030
+6.3% YoY
営業利益率
11.1%
企業評価
総合スコア 4.2 / 5
成長性
4
収益性
4
安全性
5
規模
5
割安度
3
競合・類似銘柄
変圧器、開閉装置、監視制御システムなど電力インフラ向けの機器を供給する。電力会社の設備投資と系統増強の計画が需要を決める。
パワーエレクトロニクス技術を基盤とする重電メーカー。変圧器・受配電設備などのエネルギー事業、インバータ・サーボシステムなどの産業用制御機器、パワー半導体(IGBT・SiCモジュール)、自動販売機・店舗向けショーケースなどの食品流通機器を幅広…
銘柄の分類・事業概要はKabuGraph調べ
セグメント別売上(2026年3期)
| セグメント | 売上(百万円) | 利益(百万円) | 構成比 |
|---|---|---|---|
| インダストリー | 478,762 | 0 | 39.0% |
| エネルギー | 405,106 | 0 | 33.0% |
| 半導体 | 233,243 | 0 | 19.0% |
| 食品流通 | 110,484 | 0 | 9.0% |